プペルから繋がったもの

こんにちは、事務員の河野です。

いつもお世話になりありがとうございます。

 

 

先月のことですが、

仲良くしていただいている大好きなYさんご夫婦(以前こちらの記事*で紹少しご紹介しています)が、いつものお散歩がてら持ってきてくださいました。

 
「えんとつ町のプペル」

昨年、お笑い芸人キングコングの西野亮廣さんが沢山のイラストレーター・クリエーターの方々と制作し出版され話題になった絵本です。

Yさんご夫婦は「生涯青春」という言葉がぴったりなポジティブで粋でお洒落な80代後半のご夫婦。

本がお好きで時勢に応じ色々なジャンルの本を読まれるお二人です。

私も本好きなもので、絵本はすぐに読んでお返ししました。

 

プペルの感想はさておきまして(すみません~)、

ここから私の本棚の3冊の本が浮かび、無性に読みたくなりまして。 😉

 

今月は「モモ」という本の主人公、モモ に助けられた一カ月となりました。

又々ものすごくプライベートな内容 😯 少しお付き合いくださいませ。<m(__)m>

 

 

1冊目は、

サン・テクジュペリ「星の王子さま」。

あちらこちらに大切な言葉が散りばめられている、宝石箱のよう~。と、何度読んでも又思う。

 

2冊目は、灰谷健次郎「太陽の子」。

神戸生まれの小6の女の子ふうちゃんが、沖縄出身の両親の料理店「てだのふあ」で常連さんたちに囲まれて成長していく様を描かれた小説。

てだのふあ とは、沖縄の言葉で 太陽の子 という意味。

神戸生まれで学校の先生をされていた灰谷健次郎さんの小説。

こちらは大人になってから友人の影響で読んだものですが、「てだのふあ」の皆とふうちゃんとのやりとりから学ぶこと・共感する事が沢山あり、実際に毎日私も「てだのふあ」に通っているかのような錯覚に陥り、すでに2回読み返したもの。

 

本には不思議な力がありますよねー。

読み返した時の自分の状態で、以前は留まらなかった所に惹かれたり、何度読んでも同じ所に共感したり、改めてその意味を感じ取れたり、他の意味を感じられたり・・・・深いです。

 

 

そして3冊目に、昨年購入したまま読めていなかった「モモ」。

面白かったー。

ドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデの作品。

 

「時間どろぼう」という言葉が気になり購入したのですが、その奥の深さには驚きました。44年前に書かれていますが、現代・未来にもそのまま通じます。

場所は幾千年の人間の歴史をひっそりと見守ってきた古代の円形劇場の廃墟。

年齢も素性もわからない浮浪児のモモ、相手の話をじっくりゆっくり聞き、自分らしさを取り戻させてくれるモモに毎日会いたくなり、楽しく読み終えました。これも何度か読み返すだろう1冊となりました。

 

 

 

大人になってからの児童文学・・。

私には 学ぶこと・気づくこと多し・・。

深いのにあれこれ飾らず繕わず・・ファンタジーでメルヘンで楽しく、解りやすく面白く・・。

日常に通ずるようで、日常とは別の世界へ繋がる・・。

 

 

そして時に、饒舌に調子の良い言葉を並びたてる生身の人間よりもずっと癒されることも  あるある・・。

時に・・。ですが。

まぁ私そんなふうに思う時は、たいてい何かに少し疲れていたりもしますが。

 

 

ということで、

少し体調を崩していることもあり、本に助けられ静かに過ごせた3月となりました。

 

 

 

 

 

木蓮の花が咲き、沈丁花がかおり・・、春ですね。

大好きな桜の開花が楽しみな時季へ・・。

 

皆様、

4月も 健康第一・安全第一でまいりましょう。 😉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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